薬の誤飲の対処方法は誤飲の内容や犬によって大きく変わります。あくまで体験記して読んでください。実際の対応は必ず動物病院にご相談ください。
夕方から嘔吐が続く
その日の午後、コロナワクチンの集団接種会場にいた私の元へ、大学生の長男からLINEが入りました。
犬が何度も吐いた、という連絡です。
ラインをしている間もずっと吐き続けていて、水も飲まないという状態です。
その時、「朝のロキソニンの件がついにやって来た」思いました。
やっぱり食べていたんだ…
気のせいではなかった……。
時間を確認すると、かかりつけの動物病院の診察時間にギリギリ間に合います。
私はワクチン接種後の待機時間中で動けなかったので、大学生の長男に頼んで急いで病院に犬を連れて行ってもらうことにしました。
会場の人に事情を説明して早く帰ればよかったのに、なぜか頭に浮かばず30分もその場で待機してしまいました、アホだ…。
万が一を覚悟しての入院
急いで帰宅した後、そのまま長男の後を追って動物病院へ。
到着すると、ちょうど先生から説明を受けているところでした。
嘔吐はいったん止まっていましたが、息子にだっこされた犬は反応が薄く、あきらかにぐったりとしています。
以下先生のお話です(覚えている部分だけ)。
- 症状から見て、ロキソニンを誤飲したので間違いないだろう。
- そもそも犬にロキソニンを使うことは推奨されていない。
- 体重が2キロの犬なので、用法用量の15倍を食べた計算になる。
- 誤飲から11時間と時間がたっているので、胃洗浄などはしない(もうお腹に無いので意味がない)。
ということで、入院しての24時間点滴の処置となりました。
入院中、必要な処置や検査があれば行っていただくお願いもしました(同意書なども記入)。

先生からの、「がんばって処置はするが万が一のこともある。確実に元気になるという約束はできない」という説明に真っ青になる人間たち。
私が悪いんですけどね。
もう素人にできることは何もない。
翌日夕方のお迎えまで犬を先生にお願いし、帰宅する人間たちでした……。
たいへんな失態に、長男からは無視され、針のムシロに座らされる大雪でした……。
